なぜ入学してすぐ付き合うカップルは短命なのか。
そもそも恋愛自体が脳の勘違いらしいが、春はその勘違いを加速させるみたいだ。
秋や冬という季節は気分が落ち込む方向に向かうが、春というのは新しいことの始まりの季節になるため、無意識に気分が上がっていることが多い。
その影響で、会う人全てが素敵に見えてしまうという。
わからなくもない。
それに加えて、どいつもこいつも浮かれてるから、雰囲気にだまされてしまうところもあるのだろう。
メラトニンというホルモン分泌量に変化が起こる話は、前回記述したのでそっちを読んでいただきたい。
また動物が出産をした時に、生まれた子供たちが十分育つだけの食べ物がある季節、つまり日本では春から秋にかけて出産をすることになるため、妊娠期間を逆算して早春に発情期を迎えるのは、妥当と言えるだろう。
もちろん人間に限らず、春に発情期を迎えない動物もいるが...
人間にとっては春は新年度を迎える季節という常識が浸透しているが、
動物的に見れば春は新たな食べ物が実り、子育てに適切な季節という言える。
(食べ物が十分確保された時期に発情するとは、動物の本能はよくできてるなぁ。)
服装も冬の閉じた服装から一気に開放的な服装に変わっていくので、その露出やギャップでも異性が素敵に見てしまうということもありそうだ。
大学生時代、新歓や入学してすぐ付き合うカップルにすぐ別れてしまう傾向が見られたのも、おそらく春が勘違い恋を始めやすい季節だからであろう。
しかし、逆に言えば本能に従った恋だとも言える。