アリバイ留学
2年くらい前に読んだ本に「アリバイ留学」という単語が載っていたのを覚えている。
なんとなく朝起きてぼーっと考えてたら、そのことを思い出した。
「アリバイ留学ってなんだろう。」
聞いたことある人いるかな。
僕はこの単語自体は知らなかったが、内容自体はとても共感できるものだった。
アリバイ留学というのは大学生は就活の前に、
夏休みや春休みの長期休暇を利用して短期語学留学みたいなものに参加することなのだが、
その留学目的が「就活のため」になっていることである。
就活でちょっと「留学しました」とか言えば、
少しは良い印象が与えられるだろうし、それにグローバル人材もどきっぽく振る舞うことができる。
そこでの点数を稼ぐためにだけのために、何十万も払って留学するらしい。
「留学した!」というアリバイを作るための留学なので、
アリバイ留学。
もちろんアリバイ留学によってそこから新しい人生が開けたり、興味が変わったり、
いろんな出会いがあるから人生そのものが大きく変わる可能性も少しはあるだろう。
ただ、周りを見ていても結局帰国してから周りとまた同じように過ごしてる人がマジョリティーな気がする。
本当に多大なお金と時間を浪費して、非効率な留学するをする必要があるのだろうか。
周りから
「留学なんてすごいね!」
「やっぱ〇〇さんは考えてること違うね!」
みたいにチヤホヤされたいだけなんだろうな。
本人が満足ならそれでいいと思うけれど、
そういう本質的でない人が表面だけで判断されチヤホヤされる風潮、またはそういう非効率な留学支援団体みたいなのがなくなり、留学程度で評価されるような緩い日本社会が変わるのなら、社会や企業が求めているような人材がもっと増えるんじゃないかな。