限りなく院生に近いパリピ@エストニア

エストニアという国で一人ダラダラしてます。

最初の男になりたい男性、最後の女になりたい女性

午前の授業が休講になったので更新することにした。

(恋愛科学が意外にも人気記事になっていて、嬉しいです。ありがとうございます。

あくまで研究の一つなので、今後も続けていければなーと思っています。)

今回は、男女間の恋愛を始める以前の心理、生物学のそもそも違いについて注目してみる。

恋愛科学を知っているだけでも、相手に対する妥協や理解が少しでもできるはずなので、ぜひ覚えておいてもらいたい。

タイトルにあるように、

男は惚れた女性の「最初の男になりたい」

女は惚れた男性の「最後の女になりたい」

という願望がある。

このせいで、女性は男性のことを、

「自分が最後の女になりたいって思ってるんだから、男も同じで私にとっての最後の男になりたいんでしょ?」

という勘違いをしていたりしないか?

それで捨てられた時に、全く理解できなかったりしてないか?

この心理も当然理にかなっている。

まず、なぜ男が惚れた女の最初の男になりたいのか?

という点だが、もちろん様々な理由、科学的なバックグラウンドがあるのだが、

僕が思うのは、男には狩猟脳が備わっているという点だ。

もともと男は狩猟で獲物を獲ってくるという役目があったはずである。

男性が独占欲が強い理由もここから来ていて、

好きな女性(=獲物)を捉えることに満足感を覚える。

(女性が思っている以上に、男性は"処女を奪う"という行為に敏感だよw)

それに加え、男性の生物学的な役割は、

「より多くの子孫を残す」

このことに他ならない。

つまり、いろいろな女を好きになる=子孫を残せるチャンスが増える

そしてもちろん、その女性にとってその相手の男性が初めての相手ならば、子孫を確実に残せる確率というのは上昇する。

処女="自分の子孫"を確実に残せる

という考えが男性には無意識のうちにあるみたいだ。

一方で女性の

「最後の女になりたがる」

これについても、科学的なもちろん裏付けはある。

相手の男性が昔遊び人だろうが、

「最終的に現在、私を本気で愛してくれれば良い」

と思える女性は少なくないはず。

この心理はどこから来るのだろう。

まず前提として、もちろん女性は男性と違ってたくさんの子孫を残せるわけではないため、一人の相手を大切にする傾向は男性より強い。

さらに、妊娠中は完全無防備状態になり、これは生物としてはかなり危険な状態にあるため、男性に守ってもらう必要がある。

その後、直接的な子育ての役割はやはり女性にあるため、

子育てを考えた時、外敵からの保護や食料の援助、経済的な援助というものを主に男性に頼らなければならない。

これが女性が最後の女になりたい、いやむしろ最後の女でなければいけない理由である。

最後に、残念ながら男性と女性が絶対にわかりあうことはできない。

しかし、お互いを理解する努力は絶対に必要なため、

そのためのツールとして "科学" に興味を持って見るのはいかがでしょうか。