限りなく院生に近いパリピ@エストニア

エストニアという国で一人ダラダラしてます。

なぜSNSバカップルはすぐ別れるのか

SNSが若者の間で流行りだしてから、カップルたちのデート写真やラブラブ写真というものをよく見るようになった。

その一方で、一見ラブラブで幸せがいっぱいな順調な恋愛をしているように見えるが、

「あれ?もう別れたの?」

と思うことも少なくないだろう。

実際に統計をとって、SNSでの恋人に関係した投稿と別れるまでの期間を比較したわけではないので、本当にSNSでの恋愛報告が失恋に関係しているとは言い切れないのだが、わりと一般的には別れやすいというイメージが定着しているのではないか。

(実際に統計取ったら面白い法則性が見つかりそうだなぁ....悪)

ではなぜSNSラブラブカップルは分かれやすい傾向があるのだろうか。

これの理由の一つは、前回話をした

「恋に落ちるメカニズム」

にあると思っている。

「人が恋に落ちる」という状態は、脳内でPED(フェニルエチルアミン)というホルモン濃度が上昇することで、脳が快感を示していることを示している。

つまり、恋という現象は快感の一種なのである。

これに関連して、恋愛に夢中な人の脳と、コカイン中毒者の脳をMRIでスキャンして比較した際、両者に違いが見られなかったという研究データすらある。

また、失恋した際にやけ酒をして忘れようとする

という行為、よく聞くよね?

あれも、実は理にかなっていて酒で酔った状態と恋に酔った脳の状態って似てるってことがわかってて、

やけ酒に走る理由は、失恋して失った快楽を酒で補ってるってことになるのだ。

これらのデータから結論付けてみると、

SNSで好き好きラブラブ状態というのは、

脳がかなりマヒってる状態、つまり異常状態を示してることになるため、

修正・回復、そして酔いから醒めることは、人間の機能として当たり前なことだと言える。

また、二人の恋を二人だけの間で収めるのではなく、

周りに自慢する

というのもSNSバカップルの特徴である。

欲というのは、ある程度全てリンクしていることはすでにわかっていて、

例えば性欲というのはお腹を満たす、つまり食欲を満たすことで抑えられたり、(お腹いっぱいの時Hしたいと思わないでしょ?あれは自然なこと)、

彼女がデパートで「このバック買って!」っとねだってきた時に、

ちょっとおしゃれなカフェにでも入って、好きなケーキやパンでも食わせておけば、意外とそれで満足してしまい、バックのことなんてどうでもよくなることも少なくない。

つまり、ある欲は他の欲である程度代用可能ということである。

SNSでデートの様子を投稿して周りに自慢するというのは、

デートに満足しきれていないか、投稿すること自体が目的になって自分の欲を満たしていることになる。

これは、恋人との時間そのものが目的になっていないということを意味し、時間とともに誤差が大きくなり、修正が効かなくなってくるのは目に見えている。

さらに僕の意見を付け加えると、

「君たちの言う恋愛って、恋愛というより恋愛ごっこでしょ?」

と言う事だ。

自分の中で恋愛ドラマや映画、周りのカップルに感化され、理想の恋愛を無意識のうちに作り上げてしまった。

その結果、世間一般にちやほやされる恋愛を当てはめた "恋愛ごっこ" をしているだけに過ぎない。

恋愛に形や説明書なんてものはなく、二人が二人だけの形で続いていけば素敵な恋愛なのではないか?

それなのに、周りからチヤホヤされたい自分のエゴのために相手を利用しているだけなんて、それを果たして本当に賞賛しても良い形と言えるのだろうか。

ってエモいことを書いてしまったのだが、僕にも恋愛ごっこでいいから何かさせてください。