海外コンプレックス
前回の記事にも書いたアリバイ留学
これと内容はかぶるところも多いんだけど、
どうやら海外へコンプレックスを抱く人は少なくないみたいだ。
学生に限らずね。
まぁ外国にいく、外国で勉強するとかいえば、
結構キラキラしててカッコよかったり、
「私はその辺の人とは違って海外志向よ」
みたいな優越感に浸ることもできるし、悪くないよね。
日本人って海外にいくことがかなり敷居の高い行動というイメージがあるから、
海外に対する憧れも強いんだと思う。
外国は陸続きだし、簡単に隣国までいけちゃうから、外国人にとっては他国にいくことはもっとポピュラー。
海外コンプレックスを持つことって別に悪いことではないと思うし、僕と違って向上心があってむしろいいことだと思うけど、見てて空回りしている人が多いんだよね。
"とりあえず海外にいけば何か変わるんじゃないか"
という期待が大きいから、多分そのまま日本にずっとい続けることが不安なんだと思う。
だけど同時に、大きな決断をする勇気もないから、ついつい中途半端な短期留学や語学留学で片付けてしまいがち。
もともとの海外のイメージがかなり高価なものだから、薄っぺらい海外体験であたかもものすごい人生が変わるような体験をしたような錯覚に陥る。
だから、Facebookを開けばみんな盛りに盛りまくった体験談を綴りまくる。
(いやいやw 所詮他の日本人留学生がたくさんいるようなところじゃねーか)
「ちょっと海外に行きました、海外思考があります」
こんな経歴、優越感に浸りたいだけなら本当にお金と時間の無駄だと思う。
何十万というお金をかけて行ったはいいけど、目的の外国語は話せるようになってません。なんじゃそりゃって感じ。
外国語を学びたければ、国内でできる。
今の時代、インターネットの語学学校にでも登録すれば格安で毎日勉強できるし、
外国人の友人が欲しければ、FacebookでもHello Talkでも使って友達作ればいいし、留学生や街中の外国人に話かければいいじゃん。
方法というのはたくさんあるはずなのに、一つの固定概念に縛られてイメージだけで行動するのはよくない。
海外コンプレックスを持ってる人間に一つだけ言えるのは、
彼らが思ってるほど海外という存在は遠くなければ、今の時代そこまで貴重な体験にもならない。
だから、期待しすぎて中途半端に自分の心の隙間の埋め合わせみたいなことをするのなら、その前にもう一度本質的に考え直したほうがいいと思う。
アリバイ留学
2年くらい前に読んだ本に「アリバイ留学」という単語が載っていたのを覚えている。
なんとなく朝起きてぼーっと考えてたら、そのことを思い出した。
「アリバイ留学ってなんだろう。」
聞いたことある人いるかな。
僕はこの単語自体は知らなかったが、内容自体はとても共感できるものだった。
アリバイ留学というのは大学生は就活の前に、
夏休みや春休みの長期休暇を利用して短期語学留学みたいなものに参加することなのだが、
その留学目的が「就活のため」になっていることである。
就活でちょっと「留学しました」とか言えば、
少しは良い印象が与えられるだろうし、それにグローバル人材もどきっぽく振る舞うことができる。
そこでの点数を稼ぐためにだけのために、何十万も払って留学するらしい。
「留学した!」というアリバイを作るための留学なので、
アリバイ留学。
もちろんアリバイ留学によってそこから新しい人生が開けたり、興味が変わったり、
いろんな出会いがあるから人生そのものが大きく変わる可能性も少しはあるだろう。
ただ、周りを見ていても結局帰国してから周りとまた同じように過ごしてる人がマジョリティーな気がする。
本当に多大なお金と時間を浪費して、非効率な留学するをする必要があるのだろうか。
周りから
「留学なんてすごいね!」
「やっぱ〇〇さんは考えてること違うね!」
みたいにチヤホヤされたいだけなんだろうな。
本人が満足ならそれでいいと思うけれど、
そういう本質的でない人が表面だけで判断されチヤホヤされる風潮、またはそういう非効率な留学支援団体みたいなのがなくなり、留学程度で評価されるような緩い日本社会が変わるのなら、社会や企業が求めているような人材がもっと増えるんじゃないかな。
恋愛は距離の二乗に反比例し、行動の多様性に比例する
「恋愛は距離の二乗に反比例し、行動の多様性に比例する」
なんか昔誰かが言った言葉らしい。
いまいち理解ができない人に簡単に解説すると、
「愛というのは物理的な距離が遠ければ遠いほど(遠距離恋愛とか)、疎かなものになり、逆に近ければ近いほど、醸成されていく」
ということになる。
"行動の多様性に比例する" というのは、つまり二人でいろんなことをすればするほど、愛は強固なものになるという意味である。
お家デートばっかしてないで、旅行行ったり互いに様々さ仕掛けをしなさいよ〜ってこと。
注意したいのは、距離の二乗に反比例する、という点だ。
距離は遠くなれば遠くなる程、自分らが思っている以上に急激に疎かになっていってしまう。
まぁ近すぎて距離が0になったら終わりというのもあるし、
じゃあ近い距離間でいろんなことをしていれば必ずうまくいくかというと、そうではないのだけれど、一つの指標にはなるんじゃないかな。